ご案内

古賀教授(同志社大学)

世界同時不況以降、製造・消費の一層のグローバル化が進む今日、中小企業を取り巻く環境は景気後退の影響を受け、極めて厳しい状況となっています。こうした厳しい状況を克服していくためには、経営者自らが従来の下請・受注に頼った経営体質から脱却し、新たな市場、新たな顧客を開拓し、新たな商品やサービスの提供に積極的に取り組み、自社の強みを能動的にアピールしていく意識改革が必要です。しかしながら、財務規模が決して大きくない中小企業が、自ら新しい需要を開拓し、高付加価値を生み出せる競争優位の事業基盤を築くためには何をどう始めたらよいのでしょうか?

本シンポジウムでは、どの中小企業にも存在する知的資産を見つけ出し、これを活かした経営構造の変革と、その実践により可視化される「企業の強み」の戦略的な開示、そして企業の経営再生を支援するシステムの在り方や方向性について学術界、産業界から知的資産経営の第一線で活躍する多彩な方々を迎え、基調講演とパネルディスカッションを通して分かり易い解説と、議論で理解を深めてまいります。

併せて、知的資産経営の導入や報告書作成を支援する外部専門家の現状と課題を、私ども行政書士も含めて、講演者、参加者の皆さまとご一緒に考察したいと思います。

培ってこられたノウハウ、技術、技能を自社独自のビジネスとして展開していこうと努力されている経営者、企業のシーズと市場のニーズのマッチングに苦労されている支援機関の皆様を始め、ぜひ多数の方にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

「知的資産経営」
特許やノウハウ・ブランド等の「知的財産」のみにとらわれず、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク等、企業の競争力の源泉となる目に見えない資産(「知的資産」)を有効に組み合わせて活用していくことを通じて収益につなげる経営のスキームをいいます。
知的資産経営WEEK
今年で6回目を迎える「知的資産経営WEEK2010」では、知的資産経営の実現に資する情報開示とそのステークホルダーからの評価、知的資産を活かした価値創造、知的資産の把握やその情報開示の際に重要となる営業秘密管理などについて、産業界、企業支援者、大学関係者、中央・地方の政府関係者から、事例の紹介、各々の果たすべき役割、今後の展望・方向性などについて議論を重ねることで、知的資産経営施策の更なる推進を目指している。
(財)知的資産活用センター http://www.jiam.or.jp/CCP.html